バイク運転中,左下肢に多発開放骨折を負った60代男性(タクシー運転手)について,後遺障害併合7級を被害者請求により約1050万を獲得後,保険会社から過失相殺4割・賠償額ゼロを主張されたが,訴訟により約1800万円が認容され,合計約2850万円を獲得した事例
相談者
60代男性,タクシー運転手
事故態様:車対バイク
傷病名:一側下肢多発開放骨折,左下腿皮膚欠損創等
相談に来られたときの状況
事故後約5ヶ月の時点で奥様が来所され,既に依頼されている弁護士がいるが,対応が不安であるとのことで,入院中の相談者と病院にて面談し,ご依頼を受けることとなりました。
骨癒合があまりうまくいっておらず,治療の行く末,休業補償が受け続けられるのか,今後の生活はどうなっていくのかについて,非常な不安をお持ちでした。
サポート内容
休業補償のほか,順調に回復した場合と期待される程に回復しなかった場合などについて,見込まれる後遺障害や損害賠償の可能性についてご説明をしてできる限り不安を取り除きながら,保険会社との対応を行いました。
事故から約2年半に症状固定の診断を受けましたが,その際には診察に立ち会い,関節可動域の測定に誤りがないか等についても確認をしました。
被害者請求の結果,併合7級との認定を受け,自賠責保険から約1050万円の支払いを受けました。
その後,保険会社からは,損害総額40%の過失を主張され,訴訟において被告は賠償額ゼロを主張されましたが,過失相殺15%,バリアフリー化工事費用や慰謝料・逸失利益の増額が認められて約1800万円が認容され,合計約2850万円を獲得して,解決しました。
最終後遺障害等級:併合7級
賠償額:約2850万円(訴訟)