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頭部外傷後,回復して一見事故前どおりに回復したかにみえた中学校1年生について,意欲低下,物忘れや性格変化を主張して高次脳機能障害として5級2号が認定された事例

相談者

10代男性,事故発生当時中学校1年生
事故態様:車対自転車
傷病名:脳挫傷,外傷性クモ膜下出血,急性硬膜外血腫,頭蓋骨骨折,びまん性軸索損傷等

相談に来られたときの状況

約4ヶ月の入院後,普通学級に戻りました。ご家族からは,退院当時は左片麻痺があったが,回復し,一見事故前どおりに生活をしているが,成績の低下や意欲低下がみられるほか,物忘れが多く,粗暴になったとの訴えがあり,後遺障害が認められるかを心配しておられました。

サポート内容

被害者は,頭部外傷により生死をさまよう大事故でありましたが,幸いなことに想像以上に回復することができ,事故前のとおり普通学級に戻ることができる状態でした。事故前は成績優秀者であったところ,事故後は平均よりやや低い程度となっていましたが,これが治療期間中の学習の遅れによるのか,脳機能の低下によるのかが判断できない状態でした。ご家族からは,退院後,事故前と比べて意欲の低下がみられるお話を伺いました。
医師面談を行った結果,追加の神経心理学検査を実施しても脳機能の低下が十分に現れない可能性があると判断される状況であったため,日常生活状況報告に重点を置くほうが被害者本人の実際の障害を明らかにできると考え,日常生活における適応状況,問題行動などのエピソードに関する詳細な報告書を作成しました。
そして,意欲低下,物忘れや性格変化を主張して被害者請求を行った結果,後遺障害5級2号を獲得することができました。
その上で,保険会社との交渉を行い,自賠責分1574万円の外合計約6400万円の賠償を受けて示談解決しました。

最終後遺障害等級:5級2号
賠償額:約6400万円(示談交渉)

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