80代男性の死亡事故について、約4700万円の賠償金を獲得した事例
相談者
80代、男性
事故態様:被害者が横断歩道付近を歩行横断中、スマートフォンのながら運転で走行してきた相手方車に衝突された。
傷病名:外傷性くも膜下出血、側頭骨骨折等→事故発生から約6か月後に死亡(直接の死因は誤嚥性肺炎)
相談に来られた時の状況
被害者がお亡くなりになってから約1か月後、相続人であるご長女様から、相手方保険会社との間での賠償交渉等についてのご相談を受けました。
サポート内容
相続人である奥様とお子様方から委任を受け、相手方保険会社との間で賠償交渉を行うことになりました。
本件は、被害者がお亡くなりになったのが事故発生から約6か月もの期間経過後であったことや、ご高齢である被害者の直接の死因が誤嚥性肺炎であったため、事故と死亡との因果関係が争点となり得る事件でした。
ご相談に来られた際、刑事事件の捜査進行中であったため、上記死亡との因果関係に関する捜査が十分に尽くされるよう担当検察官へ働きかけるべきである旨アドバイスさせていただき、結果、刑事事件は無事に過失運転致死被告事件として起訴され、有罪判決を得ることができました。
その後、相手方保険会社も死亡との因果関係を認めて約3000万円の賠償額が提示されましたが、なお相当な金額とは言えないと考え、訴訟提起を行いました。
最終的に、訴訟上で、約4700万円での和解を成立させることができました。
賠償額
約4700万円(訴訟上の和解)